
この春、一人で新生活を始めた方も多いのではないでしょうか?
冷蔵庫や洗濯機などの電化製品を買いそろえ、電気・水道・ガスの開通契約を行い、役所に転出・転入手続きを行う等々忙しいですよね。
今回は、それらの引っ越し作業を終えてから、是非取り入れてほしい「一人暮らしに絶対に必要な防犯について」を考えていきます。
犯罪に巻き込まれないようにするためには、自分自身の防犯に対する意識付けが必要です。
過去にあった事件なども例に挙げますので、被害に遭わない為にも防犯対策を取り入れてください。
実際、被害者になるとかなり落ち込みます。メンタルが復調するまで時間もかかりますよ。
メンタルが病みそうだったら、好きな香り(お香)でリフレッシュしてくださいね。
【実例解説】新生活・上京者が狙われやすい犯罪とトラブルの正体
引っ越し当日を狙う「管理会社・大家」を装う訪問販売
引っ越しのドタバタに紛れてやってくる「浄水器の設置義務」や「換気扇フィルターの点検」を語る業者。実はそれ、管理会社とは無関係な高額契約の罠かもしれません。
2026年3月30日の新聞記事によると
「国民生活センターが、マンションに入居したばかりの若者たちを狙った「点検商法」の被害が相次いでいるとして注意を呼びかけている。今年2月に兵庫県から行政処分を受けた業者に関する相談では8割超が20歳代からで、管理会社の依頼と装って部屋に上がり込む手口が目立った」
近年、「ライフライン点検詐欺」は巧妙化しています。
ガス・電気・水道などの点検を装い、室内に侵入。点検費用の不当な請求や、目を離した隙の窃盗、盗聴器や盗撮器の設置など、公共機関を騙る手口が多く存在します。
●実際の被害にあった例
年代:20代女性
場所:新築賃貸マンションに入居後
場所:訪問販売
事件:作業着姿の男の訪問を受けた。インターホン越しに「キッチンの換気扇の掃除の仕方を説明し、点検をします」と言われ、女性は管理会社の関係者と思い込んで男を台所に通した。
男は換気扇のカバーを外して眺めた後、かばんからフィルターを取り出し、「ほかの入居者も購入してます」と勧めてきた。女性は「買わないと帰ってくれない」と感じてフィルター計25枚を購入。その後、同センターに相談した。男は管理会社とは無関係の業者だった。
●被害を防げた女性の例
年代:20代女性
場所:マンションに入居後
場所:訪問販売
対策:管理会社に問い合わせた
事件:通信設備の点検として訪ねてきた業者を部屋に入れたところ、インターネット回線の契約を迫られた。事前に訪問を伝えるチラシがポストに入れられていたため、応じないといけないと思ったが、管理会社に問い合わせ、契約せずにすんだ。
訪問販売に対する応対方法と対策は?
もし、予定外に業者が訪れた際は、必ず「管理会社に確認しますので、お待ちください」と言って確認をしましょう。
できるだけ、玄関ドアは開けずに、インターホン越しかドア越しで会話をするクセをつけてください。
営業時間外などで管理会社に連絡が取れなかった際は、「後日連絡しますので、名刺を置いてってください。」と言って対応しましょう。
ちなみに、住んでいるマンションの点検などは、「チラシが入って周知している」・「共有部分に点検の日時の記載がある」のが当たり前です。
不振に思ったら、必ず管理会社か大家さんに確認しましょう。
自分の身を守る!新生活で優先すべき「一人暮らしに必要な防犯対策選」
ドアスコープカバーの設置(室内全てが見渡せるワンルームが狙われやすい)
玄関ドアにドアスコープ(訪問者を確認するのぞき穴)がありますが、実は外側からも室内が見れてしまう道具があります。
物理的にふさいでしまえば見えませんので、是非ドアスコープカバーを設置してください。
※実際の被害にあった例
大阪府迷惑防止条例違反に問われた大阪市の男(40)が執行猶予付きの有罪判決を受けた。居住するマンションで、単眼鏡を使って別の部屋に住む女性の着替え姿を撮影するなどしていた。

玄関ドアの新聞受けにも目隠しを ~一人暮らしに必要な防犯対策選~
玄関ドアの新聞受けってありますよね?実は、それも狙われています。
※実際の被害にあった例
熊本市中央区新町のアパートの一室で事件が起きました。警察によりますと、住民の20代の女性が部屋にいたところ、玄関の郵便受けから物音がしたため、確認したところ、スマートフォンが半分ほど差し込まれていたということです。
すぐに部屋の電気を消し、見えないところへ隠れ、しばらくして外の様子をうかがうと人の姿はなかったということです。(日テレニュースNNNより)


他にも、小型カメラを仕掛けたり、実際に覗いているケースもあります。
玄関ドアの新聞受けにも、必ず目隠しをしてください。
室内のカーテンは遮光カーテンを設置し、性別・生活リズムを隠すようにする ~一人暮らしに必要な防犯対策選~
夕方や夜に帰宅した際は、まず部屋の電気をつけますよね?実は、それも危険なのです。部屋の明かりをつけたことによって、部屋が特定されてしまう恐れがあります。
ですので、帰宅した際はしばらく部屋のメインの明かりをつけずに、間接照明を灯したりして数分待ってください。
もしくは、部屋の明かりが漏れない遮光カーテンを購入してください。ちなみに、窓に対してカーテンのサイズが合わないと、明かりが漏れて意味がありません。
サイズを計測の上、窓に合ったカーテンを購入してください。

ゴミには、個人情報がたくさん含まれている? ~一人暮らしに必要な防犯対策選~
ゴミ出しも注意をしてください。個人情報を含んでいる宛名などをそのまま捨てていませんか?そこから名前・住所・電話番号の個人情報が流出してしまいます。
面倒ですが、シュレッダーやハサミで切り刻むか、ケシポンを使って処分するようにしてください。
名前がばれると、SNS系への被害も懸念されます。
また、ゴミステーションがある場合は、回収日の朝にゴミを出すようにしましょう。前日の夜に出すなどした場合、ゴミを漁られるおそれもあります。夜は人目がつきませんから要注意です。

夕方~夜に、窓を開けて寝るのは絶対にNG(無施錠NG) ~一人暮らしに必要な防犯対策選~
夏の夜に窓を開けて夜風を浴びながら寝る…風が心地よく気持ち良いのですが、絶対にやめてください。
施錠していない窓(無施錠)からの侵入事件も大変多いです。
※実際の被害にあった例
北海道札幌市の共同住宅で、男が女性の部屋に押し入って金品を奪おうとしましたが、何も取らずに逃走する事件がありました。
午前3時すぎ、札幌市北区新琴似の共同住宅2階の1室に、男が無施錠の窓から侵入し、就寝中の40代女性の口を押さえ、金品を奪おうとしました。

ゴミ出しなど、「ちょっとそこまで」の外出でもカギを必ず締める!
「ゴミを出すだけだから、鍵をかけなくていっか」という考えは捨ててください。侵入者はその一瞬を狙っています。大変危険です。
もし、ゴミを捨てて部屋に戻り、侵入者が自宅内にいたら…と考えるだけで恐ろしいですよね。「ちょっとそこまで」の外出でも、絶対にカギをかけましょう!
※実際の被害にあった例
東京・武蔵野市のアパートで、住人の20代の女性がゴミ出しに行った隙に部屋に侵入し、わいせつな行為をしようとして、男が逮捕されました。
容疑者は、帰宅途中の女子学生のあとをつけ、女子学生が帰宅後に、ゴミ出しに行った隙をついて室内に侵入していました。
ゴミ置き場はアパートの敷地内にあり、部屋から15メートルほどの距離だったため、女子学生は鍵をかけていなかったということです。

帰宅して家に入る際には不審者が潜んでいないかまわりを良く確認し、素早く家に入ってドアを閉める
不審者はドアが閉まる直前を狙って侵入を企んでいるケースもあります。
過去、実際に日本を震撼させたニュースがありました。
犯人は家に帰ってくるのを息を潜めて待っており、家主が帰宅した際に足音を立てないように近づき、ドアが閉まる前に侵入しました。
玄関でもみ合いになったなった際に、侵入者が怖気づくように、催涙スプレーなどを置いておくと良いでしょう。実際に抵抗することが非常に重要です。
荷物の置き配設定時の注意点
自宅に帰ったら注文した商品・荷物が玄関ドアの前に置いてある状況は、もはや当たり前ですよね。
でも実は、これも防犯上は良くないのです。
※実際の被害にあった例
玄関先に配達する「置き配」の荷物を繰り返し盗んだとして、埼玉県警飯能署は12日、窃盗の疑いで、無職の男(34)をさいたま地検川越支部に追送検した。
追送検容疑は2024年1月5日~25年6月25日までの間、日高市内のアパートの敷地内など28カ所で、置き配された商品計53点を盗んだ疑い。
窃盗事件33件(時価計40万9606円相当)を確認し、うち29件(同35万9762円相当)を追送検。
男は金に困っていたところ、近所の置き配荷物に目を付けたといい、「生活費のため、換金目的で盗んだ」と容疑を認めているという。男の自宅には、窃盗品とみられる商品が400点以上見つかった。
自宅の宅配BOXで受け取れれば良いのですが、まだ設置していない住居も多数あります。仕事帰りに受け取りたい時は、コンビニなどでの受け取りにするか、自宅にいる時間帯の配送指定にしましょう。荷物を盗まれてからでは、色々と手続きも面倒です。

もし被害に遭いそうになったら?相談窓口まとめ
警察専用相談電話「#9110」の活用
警察専用相談電話「#9110」は、緊急ではないけれど警察に相談したい、不安や悩みがある場合に非常に役立つ窓口です。使い方を記載します。
電話をかける
- 固定電話、携帯電話、公衆電話から**「#9110」**をダイヤルします。
- ダイヤルすると、発信場所を管轄する都道府県警察本部の「総務部広報課」などにある警察総合相談室に繋がります。
相談内容を伝える
- 担当の相談員(警察官や専門の職員)が出ますので、現在困っていることや不安なこと(例:ストーカー、近隣トラブル、不審なゴミ漁りなど)を伝えます。
アドバイスや適切な窓口の紹介を受ける
- 内容に応じて、防犯対策の指導、相手方への警告、または警察以外の専門機関(弁護士会や消費生活センターなど)の紹介など、解決に向けた助言が受けられます。
利用の際のポイント
- 受付時間: 原則として**平日の執務時間内(8:30〜17:15など)**です。 ※夜間や土日祝日は、24時間受付を行っている本部もありますが、基本的には平日の日中が推奨されます。
- 通話料: 有料です。通常の電話料金がかかります。
- 相談のメリット: 「いきなり110番するほどではないけれど、記録を残しておきたい」という場合にも有効です。後に事態が悪化して事件化した際、過去に#9110へ相談していた事実がスムーズな対応に繋がることもあります。
消費者ホットライン「188(いやや)」への相談
「188」をダイヤルする
- 局番なしの「188」をダイヤルします。
ガイダンスに従い、郵便番号を入力する
- 自動音声ガイダンスが流れます。お住まいの地域の**郵便番号(7桁)**を入力することで、最寄りの市区町村や都道府県の「消費生活センター」へ繋がります。
- 郵便番号が分からない場合は、ガイダンスを待つと、お住まいの都道府県を選択するメニューへ移行します。
相談員に相談する
- 専門の相談員が電話に出ますので、トラブルの内容を詳しく伝えます(例:強引な勧誘、ネット通販で届かない、架空請求など)。
管理会社や大家さんへの迅速な連絡
「困っている事実」を客観的に伝える
- 感情的にならず、「〇月〇日の〇時頃、ベランダ側に人影があった」「共用部の電球が切れていて怖い」など、具体的な日時や場所を伝えます。
電話のあとに「メール」でも送っておく
- 「言った・言わない」を防ぐため、電話で話した内容を簡潔にまとめてメール(または問い合わせフォーム)で送っておくと確実です。
他の入居者の状況を確認してもらう
・「他の部屋でも同じような被害はありませんか?」と聞くことで、建物全体の防犯意識を高めるきっかけになります。
以上を参考にして頂き、防犯の意識を高めてください。できるだけ、被害に遭わないようにしていきましょう。

